一口に鳥と言っても種類と大きさには差があって、飼い方はそれぞれポイントがあるのですが、全体的に飼育数の多いセキセイインコ、オカメインコ、文鳥、十姉妹、コザクラインコ、ボタンインコ、カナリア等に共通する事を説明しておきます。
其々の種類においての注意点や大型インコ、猛禽類、野鳥に関しては割愛させていただきます。そのうち書くこともあるかもしれませんが。
ー温度ー
ほとんどの鳥は体温が40度前後あります。セキセイインコなどは原産国がオーストラリアだったりしますから、同じ様な気温・湿度が目標です。
すなわち、20~30度前後の気温と高すぎない湿度です。1歳を超えていればある程度寒さには強くなってきますが、それでも冬は15度は欲しいところです。
体調が悪い時は30度前後の高い気温が必要ですが、体調が良ければ必要ありません。冬も同じ温度だとずっと繁殖期の環境になってしまい、ホルモン異常を起こすからです。
冬は体調が良ければ10~20度くらいが良いと思われます。
夏は、特に最近は、高すぎる温度・湿度は致命的です。30度前後で調節しましょう。
ー日照時間ー
多いのは部屋で人と同じ時間に起きて、夜は電気のもとで明るく過ごし、10時くらいに暗くして寝る。というパターン。
でも、野生の鳥はそんなに遅くまで光に当たりません。また、一日の中で長く光に当たると体は「夏時間」に設定されて発情ホルモンが盛んに分泌されます。このホルモン異常が多くの鳥を病気にしてしまいます。
ですので、基本は「暗くなったら毛布をかぶせるなどして光を遮断する」
ことが必要です。