病院からの飼育ポイントは、やはり病気に関係するところになってしまうのですが、何と言っても食事とストレスです。
食事
基本は牧草です。ウサギは奥歯も前歯も伸び続けます。
それを牧草のように長い繊維をすりつぶして食べると、キレイに削れて健康な歯が作られます。ペレットは噛み潰すことが出来ますので、歯の研磨にはあまり役に立ちません。
うさぎの病気の半分は食事から来ると考えてもいいと思います。
ですので、まずは牧草を食べる習慣を作って下さい。
大体ですが、牧草:ペレット=8:2くらいです。
成長すれば牧草のみでも構いません。
ストレス
ウサギは元々捕食されていた動物ですので、病気になっても隠すことが多い動物です。ストレスに関しても分かりづらいですが、以下のことにはストレスを感じるようです。
●高周波の音: 大人には聞こえづらい蚊の羽音のような高音域の音
●テレビ: 音はもちろん最近は大型化で存在感・圧迫感があります
●気の合わない同性ウサギ: 特にオスはケンカになりやすいです。
●動きづらいゲージ: 元々テリトリー意識が高い動物です。
●気に食わない匂い: 香水や芳香剤は強すぎないように。
●腐敗した水・フード: 夏は気をつけましょう。
●慣れていない他種の動物: 特に犬は注意ですが慣れる子もいます。
●コミュニケーションのない人: 怖いものです。
その他、飼い方で基本的な事は以下のHPが端的で分かりやすいので参考にして下さい。
ウサギが出やすい病気の場所は「歯、顎の骨、胃、盲腸、子宮、皮膚」です。ストレスによりこれらの場所から悪くなる可能性が高くなると考えて下さい。
寂しくてもウサギは死にませんが、ストレスでウサギは死んでしまう可能性が出てきます。
気をつけて飼うようにしましょう。