間違いやすいというか、飼い方に関することですが、一番多い間違いがこの「夜更かしインコ」です。その名の通り、夜更かししているインコの事です。
ほとんどのインコはリビングで飼われていますが、どうしても夜は人と同じ時間に寝ることが多くなります。
すると、光が当たる時間が長くなり、その刺激でホルモンが多く出て、雌であれば産卵が刺激されます。これが続くとひっきりなしに産卵してCa不足から卵の殻が薄くなり、詰まりやすくなります。いわゆる「卵秘」になります。また、腹膜や腹筋が薄くなり、ヘルニアを起こしやすくなります。
ホルモン異常は蝋膜の色を変化させ、骨髄を変化させ、行動異常を起こします。すぐに何かの症状を出すことは多くないですが、長生きは出来ないでしょう。
鳥は、日が沈んだら毛布をかぶせるか明かりを消した部屋へ移すかして、日没と日の出に合わせて光を当てるようにしましょう。
その他にもホルモンの過剰を抑える方法はいくらかあります。
●雌雄の接近を控える
●飼い主の接触を控える
●過剰な餌を控える
●産卵した場合しばらく放っておいて片付けない
●巣をおかない
●産卵後は擬卵に取り替える
などです。それでも産卵や夜更かしが避けられない場合は薬物ホルモン療法を行います。
薬物ホルモン療法には「注射薬」「内服薬」の2種類がありますが、
状況や症状にあわせて使い分けます。
どうでしょうか。あなたの家の鳥さんは何時まで起きていますか?