ハムスターは腫瘍ができやすいという事はお話しました。
同じようにできやすい病気にものもらいがあります。
よく見ないと分からない物もあれば大きく腫瘍のようなものもあります。
ただ、ここの場所に限っては腫瘍よりものもらいの確率が高いのです。
下の子は目尻に膨らみがあって何だろう?って感じで来院されました。
治療はそんなに難しいものではないのですが・・・
どうでしょう?
一見、小さくてんー、何かあるかなー?って感じで目立ちません。
「このくらいなら大丈夫ですか?」
ってよく聞かれます。
中の膿を出すと下の様な感じです。
出すと意外に膿が多いのです。
この子はホントに小さいものもらいなのですが、
それでもこれだけの膿が溜まっています。(まだ出ます)
この子の指先程は溜まっていましたから、ちょっと考えてみてください。
ご自分の指の第一関節程の量の膿が目尻から出たら。
けっこうな量だと思いませんか?
ちなみに一般的な名前は「麦粒腫」と言います。
よく再発しますので、治療と同時に環境チェックをします。
大体の場合は木製のチップを使っていますから、それを止めてもらって、
紙製のチップやティッシュ、キッチンペーパーなどに変えてもらいます。
この病気の場合も誤解しやすいのは、
小さいけど意外に膿はたまっている。
という事ですね。